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アモンケットより《栄光をもたらすもの/Glorybringer》

パイオニアで赤単ミッドレンジデッキが活躍中だ。マジックフェスト・オースティンのPTQでは赤単ミッドレンジが優勝し、アメリカのMTG情報サイトMTGGoldfishによると、現在赤単ミッドレンジはフォーマット使用率が10%近くを占め、トップメタとなっている。
また、英語圏のネットコミュニティでは、1マナといった軽めのクリーチャー採用が多めの『赤単アグロ』との名称の差別化を図り、《栄光をもたらすもの》や《反逆の先導者、チャンドラ》等の重めなカードを採用した赤単のミッドレンジデッキを『Chonky Red』(チョンキー・レッド)と呼ぶことに定着していっているようだ。

『Chonky』とは

『Chonky(チョンキー)』は2018年に英語圏で流行を始めたネットスラングだ。元は『太った家猫』のことを『Chunk/大きな塊』を愛想よくもじった『Chonk』と指し、それが形容詞に転じ-yが付き、『太った動物、人物、物体』等を『Chonky』と表すネットミームとなった。

つまり『Chonky Red』は日本語に直すと『ぽっちゃり赤単』または『ふとっちょ赤単』といったところだ。


なお、Wikipediaで「チョンキー」と日本語で検索すると、
『チョンキー(英: Chonky)とは、中国人(中華民族=漢民族)を指す呼び方。イギリスやアメリカなど、英語を母国語とする国を中心に使われている中国人の蔑称。
と書かれている。

筆者の意見だが、現在では英語でのネットコミュニティで『Chonky』は上記のネットミーム以外での意味を持たないと感じ、またWikipediaの日本語ページやソースは信憑性に欠けたもので(元となったと思われる同英語ページやソースによると2008年あたりに書かれ、『白人の外見や性格を持った中国人の蔑称』と書かれている)、『Chonky Red』と呼ぶコミュニティの人々の発言は人種差別的な意味を全く含んでいないと主張する。

突然現れたデッキに人気が集まる名称

ちなみにデッキ名を初めて『Chonky Red』と名付けた人物は、12月19日に発言した配信者のstrong_sad氏が名付け親だと本人が主張しているようだ。

過去には『Big Red』やお馴染みの『Mono-Red Midrange』といった名称もあるが、ネットミームのノリで大勢に推され、大手情報サイトや公式ツイートなどによりピックアップされ名称の定着を進める『Chonky Red』。名称とメタの定着は一体どうなるのだろうか。