
日本時間5月14日、Magic Esports公式TwitterアカウントがアメリカのGerry Thompson氏(ジェリー・トンプソン)が『マジック・プロリーグ(MPL)』を脱退したことを発表した。
彼のウェブサイト、The GAM PodcastではGerry氏が脱退した理由などが語られている。
1)MPL契約の『交渉』はWotC側が一方的にMPLに『加入するか、しないか』の二択のみを聞かれ、意図的にMPLについての質問に回答しない姿勢を取り続けた。最初は断ろうと思ったが、とある人物から『内部からなら物事を改善することができるのではないか』と提案をもらい、物の試しでMPLに加入した。
2)ブートキャンプはよかったが、問題もあった。『配信のやり方』セミナーを公式で配信を始めた時期から一か月後に受け、日本人MPLメンバーは理由もないままレントン (ワシントン州)まで来るように強制されていた。情報のまとめ(配信ツールやPRトレーニングのフィードバック等)をメールで受け取ることになっていたが、最終的にメールが来るまで四か月待つことになり、トレーニングの意味がなくなった。
なお、2020年度のMPLの加入などの質問やデュオスタンスタンダードへのフィードバック等は無視されていた。
3)ミシックインビテーショナルは(フォーマットがデュオスタンスタンダードだった割には)成功だった。が、MCIIではカバレージの状態が今の現状に戻っていた。これだけが主な理由とは言わないが、Twitch視聴率が大きく下がった理由としては大きいと思われる。
4)コミュニケーションが不足している。MCIIIへのMCQやMPL関連などの情報発表から開催までのスパンが短すぎる。
5)この時点でお分かりだと思うが、『最高レベルのマジックプレイヤー』を代表する人選は徹底的には考えられてないようだ。
世界選手権18での抗議以降、MPLの加入から『正規のルート』で物事を改善できているのならばMPLに残ろうと思ったが、実際には得られるものがなかった。MPLを脱退する理由としては十分だと思う。
等と語っている。
Gerry Thompson is resigning from the MPL for the 2019 season. We wish Gerry the best in his endeavors, and look forward to his continued involvement in the Magic community.
— Magic Esports (@MagicEsports) 2019年5月13日
彼のウェブサイト、The GAM PodcastではGerry氏が脱退した理由などが語られている。
TL;DR: I joined the Magic Pro League in the first place because it seemed easier to make a difference from the inside. I was wrong. The lack of transparency and unwillingness to listen to feedback continue to be huge issues.訳『要約すると:元々MPLに加入した理由は、内部からなら物事を改善することができると思ったからだ。だが、それは間違っていた。(MPL側の)透明性の不足と意見を聞く耳を持たない姿勢が大きな問題となり続けた。』
MPLに難色を示すGerry氏
Gerry氏はサイトにてMPL加入からの六か月の出来事を大きくまとめている。1)MPL契約の『交渉』はWotC側が一方的にMPLに『加入するか、しないか』の二択のみを聞かれ、意図的にMPLについての質問に回答しない姿勢を取り続けた。最初は断ろうと思ったが、とある人物から『内部からなら物事を改善することができるのではないか』と提案をもらい、物の試しでMPLに加入した。
2)ブートキャンプはよかったが、問題もあった。『配信のやり方』セミナーを公式で配信を始めた時期から一か月後に受け、日本人MPLメンバーは理由もないままレントン (ワシントン州)まで来るように強制されていた。情報のまとめ(配信ツールやPRトレーニングのフィードバック等)をメールで受け取ることになっていたが、最終的にメールが来るまで四か月待つことになり、トレーニングの意味がなくなった。
なお、2020年度のMPLの加入などの質問やデュオスタンスタンダードへのフィードバック等は無視されていた。
3)ミシックインビテーショナルは(フォーマットがデュオスタンスタンダードだった割には)成功だった。が、MCIIではカバレージの状態が今の現状に戻っていた。これだけが主な理由とは言わないが、Twitch視聴率が大きく下がった理由としては大きいと思われる。
4)コミュニケーションが不足している。MCIIIへのMCQやMPL関連などの情報発表から開催までのスパンが短すぎる。
5)この時点でお分かりだと思うが、『最高レベルのマジックプレイヤー』を代表する人選は徹底的には考えられてないようだ。
世界選手権18での抗議以降、MPLの加入から『正規のルート』で物事を改善できているのならばMPLに残ろうと思ったが、実際には得られるものがなかった。MPLを脱退する理由としては十分だと思う。
等と語っている。
The system is currently a mess and since it doesn’t look like it will be fixed any time soon, it’s not one that I’d currently like to participate in.訳『MPLの体制は現状滅茶苦茶だ。改善の見込みがないようでは、現在参加しておく魅力もない。』
マジック・プロリーグのメンバー入れ替わり
先週の渡辺雄也氏のMPLの除名と今回の脱退から空いたMPLの二つの枠はオーストラリアのJessica Estephan氏とフィンランドのJanne Mikkonen氏が入れ替わる形となった。Two recently-vacated @MagicEsports Pro League spots have been filled with @jesstephan and @Savjz. @Wizards VP of esports @ElaineChase explains the significance of their addition: https://t.co/YKqXKsrxN9 pic.twitter.com/F2pM27ltPx
— The Esports Observer (@esportsobserved) 2019年5月13日
コメント
コメント一覧 (11)
ご指摘いただき、ありがとうございます。
該当箇所を修正しました。
もうひとりの女性はコテンパンにされて変な遺恨を生みそう
ゲリトンの話じゃ配信のコーチングとかもあったみたいだけど、適当な応対が問題として指摘されてるウィザーズがこの土壇場でその辺の円滑な調整が出来てると思えないし、出来ているなら数名の欠員は数ヶ月前から予め想定されていたってことになるんだけど…
そりゃ何らかの原因で欠員が出た時のリザーバーは用意してあるだろ
当人に伝えてあるかは別にして
(明記されてないけど恐らくナベさんとOwen Turtenwald)に明確な説明ないことにも抗議してくれてるんだよな
ありがてえ
ウィザーズの企業姿勢に疑問を抱いた人間は少なくないはず
そういう人達から見てGerry Thompsonの行動は賞賛するべき行動に見える
自分もGerry Thompsonの行動を支持するが
果たしてウィザーズはここから挽回してくれるものか
トンプソンさんは前にカバレージの件で大会辞退した選手やったっけか
そう思うと一方的な運営態度が変わってないからなかなかなぁ
新社長が悪い()