Rules
ジャッジ褒賞より、《ルールの法律家/Rules Lawyer》

日本時間5月9日にアメリカ、ジョージア州に置くWerner Wetherington法律事務所が、『灯争大戦』ミシックエディションの販売につき、契約違反が行われていることを主張し、米ハズブロ社及び米ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社に対し集団訴訟を起こしたことが当法律事務所ホームページ及び事務所のTwitterから明らかになった。

ミシックエディション購入問題

日本時間5月2日にeBayにて販売された『灯争大戦』ミシックエディション。モダンなどのフォーマットで需要があり高価な《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》や《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon》などのカードを収録したためか、当時注文が殺到。販売開始からものの数分で用意された限定販売数12,000セットが瞬く間に売り切れてしまったかのように見えた。

だが、圧倒的な同時注文によって引き起こされたか、『システムのエラー(technical issues)』が原因で販売サイトを通し、用意されていた12,000セットを超えた数の販売を許してしまったようだ。

最終的に筆者がeBayで確認できた販売数は42,878セットだが、これらから用意された12,000セットのみが販売されるとなると、約3万セット分の注文がキャンセルとなったことが予測される。
Cancel
その後、eBay及びウィザーズ・オブ・ザ・コースト社はキャンセルされた注文に対し返金を約束し、現在で一週間近く経過し、現在に至る。

集団訴訟発生

Werner Wetherington法律事務所は、eBayの利用規約にある、商品を購入したときに発生する『購入者と販売者の間に取引を遂行させる法的拘束力のある契約』を指摘。取引前に両者がこの契約に同意することが求められるため、注文が通った12,000セット以外の購入者にミシックエディションを販売しないことは販売者側の契約違反であり、被害者は損害賠償を請求する権利があることを主張しているようだ。

当法律事務所は上記の『被害』を受け、下記の条件を満たしたアメリカ人を代表し、集団訴訟を起こしているようだ。
1.eBayで『灯争大戦』ミシックエディションを購入した者。
2.確認メールを受け取った者。
3.ミシックエディションの注文をキャンセルされた者。
4.eBayに契約破棄を許可していない者。

なお、当集団訴訟参加申込はアメリカ市民のみに対して行っており、アメリカ外の当事者には対応していないとのこと。

返金が約束され、徐々にだがTwitter等で返金がされたとの報告もあり、この集団訴訟からどのような、又どこから『損害賠償』が請求できるのか等が不明だが、RedditやTwitterを見る限り今回の販売トラブルに圧倒的な不満を持つ購入者が多いのは確かのようだ。今回の件だけではなく『ラヴニカのギルド』のミシックエディション販売時にもトラブルがあった経歴があり、繰り返し問題を起こす販売者に対する声明目的で参加するとの意見もある。この主張に対してどのような判断が下されるのかに注目があつまる。