nexus
基本セット2019より《運命のきずな/Nexus of Fate》

世界チャンプのシャハール・シェンハー氏の公式MTGアリーナ配信が話題になっている。
(問題の試合は4時間2分あたりから開始)

Twitchでエスパーコントロールを使用し配信するシェンハー氏、対する相手はバントネクサスを使用。カウンターやエンチャント除去を駆使し、《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》の忠誠度を奥義寸前まで進め、シェンハー氏の勝利は確実と思われた。ところが対戦相手は《運命のきずな/Nexus of Fate》数枚を残したライブラリーと《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin》を使い、《運命のきずな》を繰り返し唱え始めた。《運命のきずな》は唱えた後、墓地には落ちずにライブラリーに戻るため、対戦相手はライブラリーアウトで敗北することなく無限に追加ターンを得ることが可能となった。そして勝ち筋はないが、シェンハー氏にターンを渡さないように無限ターンを得て、シェンハー氏が飽きて投了するまで粘るような手段を取り始めたのだ。

優先権を『オートパス』しても『公開されたカード』を確認したことにokを出さなくてはいけないため、シェンハー氏はアクションを強いられてしまう。勝ち筋を持ってないと見たシェンハー氏は逆に相手が諦めるまで根競べを始める。スペースキー(優先権パス)を連打しながら視聴者に語り始めるシェンハー氏、だが油断したところに事態は一転。対戦相手は不意打ちに《ドミナリアの英雄、テフェリー》を唱え、画面を見ずにスペースキーを連打していたシェンハー氏はテフェリーを通してしまったのだ。

teferi

だが、シェンハー氏はうまく引けた《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》でテフェリーを除去。いよいよ完全に勝ち筋が途切れた(もしくは勝ち筋をもう一枚持っているためもう一度不意打ちに掛けた)対戦相手は制限時間のタイマーギリギリまで行動を起こさず、試合は泥沼化とした。この状態でシェンハー氏にターンが返ってこないまま試合開始から2時間近くが通過。リアルタイムでSNSやReddit等で話題となった奇妙な公式配信は視聴者を呼び、同時視聴者数は試合開始時の400人ほどから3000人に増え、MTGアリーナのディレクター、Chris Clay氏まで配信の視聴を始める事態となった

メンテナンスが開始し、強制的に試合が終了するまで終わらないと思われた根競べは、突然対戦相手の投了で幕を閉じた。Chris Clay氏が対戦相手を遅延行為を理由にBANし、試合を強制的に終わらせたそうだ。2時間の激闘の末、シェンハー氏は視聴者等に感謝の言葉を送り、さらに《運命のきずな》の禁止を願い、配信は終了した