Conclave
ラヴニカのギルドより『議事会の裁き/Conclave Tribunal』

チェコで現地時間1月11日に行われたGPプラハ2019、6ラウンド目で佐藤 嶺氏が失格処分を受けたことが英語版マジック:ザ・ギャザリング公式サイトにて発表された。

公式サイトではヘッドジャッジのEmilien Wild氏が詳細を語っていた。
"Sato was planning what was going to be his last attack of the current game. He went to declare attackers and then noticed that he forgot to play his land for the turn, a land that he needed for his attack to work out. He didn't acknowledge this fact and didn't ask for permission to back up to his main phase, but instead he just placed the land onto the battlefield and finished declaring his attackers.

"During our investigation, we determined that Sato was aware that what he did was against the rules. Thus, he was disqualified from the event."

This infraction will be further investigated by the MPL, according to Wizards of the Coast representatives.

出典:STATEMENT REGARDING REI SATO DISQUALIFICATION
訳:『佐藤氏はこのゲーム最後となるであろう戦闘について考えていました。攻撃クリーチャーの指定に入った佐藤氏は、そのターン(置かなければ攻撃が成功しなかった)土地を置かなかったことに気づき、メインフェイズに戻ることを許可も忠告もとることもないまま土地を戦場に置き、攻撃クリーチャーの指定を終わらせました。

我々の調査の結果、この行動はルールに反する行為だということを佐藤氏は知っての上行ったため、結果、彼はイベントから失格となりました。

Wizards of the Coastの代表によると、この違反行為についてはMPL(マジックプロリーグ)によりさらなる調査が行われることとなります。』

コミュニケーションミスが失格に繋がった

詳細に『メインフェイズに戻ったことに許可も忠告がなかった』と書かれているように、ジャッジに『土地を置き忘れたため、メインフェイズに戻ることは可能かどうか』を聞いていたならば、巻き戻しにならなくとも少なくともは失格処分にはならなかったはず、という声がコミュニティでは上がっている。

因みに、マジック:ザ・ギャザリング イベント規定の『4.8 決定の撤回』には以下のように書かれている。
プレイヤーが行動をしたあとで、自身の判断が誤りであったことに気づく場合がある。もしそのプレイヤーが別の判断をしたいと望む場合、行動した時点以降に新しい情報を得ていない限り、ジャッジはその翻意を認めても良い。このとき、ジャッジはその決定によると思われる行動が取られた時点以降で、プレイヤーが本当に情報を得ていないかについて慎重に検討しなければならない。特に、自身が取った行動を取り消すかどうか判断するために、プレイヤーが対戦相手の反応(や反応がないこと)を利用しようとするようなことは認められない。情報が得られていないとジャッジが確信を持てない場合は、決定の変更を認めるべきではない。
土地の置き忘れで戦闘フェイズに入ってしまったのはミスプレイだが、新しい情報を得てない限り、ジャッジの判断によってはメインフェイスに戻った可能性があったかもしれないということだ。

マジックプロリーグのこの後の裁定は

今回の発表の最後に『マジックプロリーグによりさらなる調査が行われる』こととなるという一文が書かれている。

報酬金額75,000ドルの契約を受けているマジックプロリーグのメンバーだが、マジックプロリーグの初期メンバーが発表されてから一ヶ月足らずで初めてメンバーから失格処分が出たことになる。

失格を受けた場合、マジックプロリーグの契約に影響があるのかどうかは現在では不明だが、これから大きく発展していく予定のプロリーグに対してイメージはよくないものであろう。

今回の失格処分は主にミスコミュニケーションが原因で起こったものである。競技プレイヤー、一般プレイヤー一同、コミュニケーションはしっかりとし、もし不明な点があったらまず最初にジャッジを呼ぶことを心がけてもらいたい。